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zoom RSS 佐久間粂松

<<   作成日時 : 2006/06/24 06:51   >>

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佐久間粂松さんは、父、浅之助さんの次男として福島県土湯温泉に生まれ、兄の由吉さんについて木地挽きを学びました。浅之助さんが健在のうちは、こけしを描いたことはなかったそうです。また、福島県川俣に移住後は、主として木管類を挽いていて、長らくこけしをはじめとしたおもちゃ類は作っていませんでした。昭和10年に久しぶりにこけしを作り、お世話になっている近所に配ったということはありましたが、本格的に販売用のこけしを作ったのは、第一次こけしブームのさなか、昭和15年から18年までのわずか4年、粂松さん数えで66歳から69歳まででした。
 これは、尺尺1寸8分です。形態的には、標準的なラッキョウ形の湊屋特有の頭部に、肩から次第に裾にかけて緩やかに太くなっていく胴体が続きます。肩には丸みをつけ、頭部を胴体にはめ込んでいます。胴の底は、中心部が轆轤の爪の大きさを一回り大きく掘り下げられ、その中には爪の跡が刻まれています。低くなっていない面には、川俣、佐久間粂松 との墨書があります。
 顔の描彩は、短く太い眉に、小さな目、目は、向かって左側は目じりが上がり、右側は逆に下がっています。上がり下がりはともかく、これは、本格的な土湯の目、それも湊屋の目でしょう。この眉目に、二筆で描かれた比較的大き目の鼻と、二筆の墨で描かれ、紅を差された口が加わります。全体として、古風で本格的な土湯のこけしの表情となっています。
 胴模様は、比較的細い轆轤腺が主調音です。赤以外の色がかなり薄くなっているのが惜しまれます。それでも、わずかにでも、ほかの色の轆轤腺がうかがえるのは幸いでした。襟元を除く比較的太い赤の轆轤腺ではさまれた領域には、細い轆轤腺が描かれ、さらに、下方の一番広い領域には、赤で波線が加えられています。
 向かって左側のほほには傷もあり、保存状態もさほどよいとはいえませんが、あまり気にならないのは不思議です。本格的な湊屋のこけしを、手にとって愛でることができるのは、幸せだと思っています。

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