大沼君子

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宮城県鳴子温泉の大沼新兵衛さんの娘である君子さんのねまりこと思われます。新兵衛さんは、肘折で働いていたことがあって、肘折系のこけしを製作していたこともありました。鳴子に帰ってきてからも、想い出こけしと称して、大沼要名義で鳴子系の形態に肘折風の描彩のこけしを製作していたこともありました。
 このねまりこには、三十七年十一月十七日の墨書があります。新兵衛さんは昭和32年になくなり、その後、君子さんは、他人の木地で新兵衛さんのこけしの写しを作り始めました。二枚目の写真に新兵衛さんのこけしを掲載しておきました。見比べていただければと思います。君子さんの眉目がアクセントに乏しいのがわかるかと思います。それでも、古風で形の美しいねまりこであるように思えます。
轆轤の爪のあとは、松三郎さんの自挽きのこけしにあるものと似た、足踏み轆轤の丸爪によく見られる、一部の欠けたものです。一本の鋼の心棒から叩き出して作ったものであるため、このような一部のかけた丸爪になったと思われます。
ねまりこは、ねまるという動詞から派生した名称で、座る、あるいは横になるの意です。ですから、童女が座っている姿を映したものです。

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